ぎゃらりぃ09 august9

記憶の彼方に消えつつある山渓
あの頃の表情は 垣間見せる事さえなかった


朝もやが立ち上がり(2009.8)

水は白い石を噛み静かに流れ降り(2009.8)

増水気味の流れでも濁りは無い(2009.8)

良く磨かれた側壁の中で(2009.8)





壊滅的打撃に見舞われた水系の今と良き時代を見比べて

昨秋見舞われた局地的集中豪雨の爪痕 土石流が駆け下った(2009.7)
この辺りの最高点は標高1100mと

数値的には小さく 中高年登山者に

とって取り組みやすいお手頃計画に

映るのかもしれない しかし東側は

一気にピークまで駆け上がる為に

急峻な山容で勢い谷の切れこみも

厳しい 

良く整備され踏み込まれた登山道も

外れたり或いは其の山道上でさえ

この処の異常気象により不安定化

緩んでは危なっかしい 其の先では

死への 入り口が大きく口を開け

待ち構えて居るのかも知れない?

今春熟年ハイカー2名の滑落死を

調べていくと 2005年同じ場所で

同じように滑落事故死が有ったと

毎年のように事故例が残るらしい

折からもこの文を書き上げ中には

37歳2名ハイカーの救助を要請を

ラジオのニュースが告げて居る

見掛けに騙され無い慎重な行動が

望まれるのでしょう。。


”この人を見掛けませんでしたか”

昔入山点に掲げられたポスターには

それを設置しただろう肉親の思いを

切々と伝えて居た


              oozeki

変化のある良渓だった(1982)

渓魚は濃かったのだが?(1982)

何処でも期待を裏切る事は無かった(1982)

周辺の渓では何時もこんな出迎えが(1980)